ソーシャルキャピタル論
2012-09-25


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ご縁があって(著者の方が私の妹と同じ名前です)、佐藤純子『親こそがソーシャルキャピタル』を読んでいます。日本では馴染みがないですが、「プレイセンター(この名前だけでは何がなんだか;^^)参加者を中心」にまとめられた本です。プレイセンターは従来の日本の「子育て支援」とは方向性が全く違います。子育ての主体たる親を「お客さん・サービス受給者」と見てきたのが、今までの施策で一貫して行われてきたことです。給付金の類やサービスの拡充というのは、みんなそれですね。
 そうではなくて、「プレイセンターでの活動を通して、親が親として社会に供給する側に立つ」という図式を、ここでは試みています。イヤ本当に画期的です。私もいつか、こういった仕組みを提供できないかな〜と漠然と思っているのですが(幼稚園としての枠ではないので、私としか言いようがないのです)、今までの「子育てをする人がお客さん・受益者」という見方・扱いに慣れてしまっている人・社会ではなかなか難儀なのだろうとは思います(だから、あまり多くないし、継続も難しいのでしょう)。ただ、著者の先生は板橋の学校でお勤めされているので、お話を伺う機会は作れそうな気がします。スグとは言えないけれど、「子育てそのものを社会がどう見るか・扱うか」についてはベストな仕組みである予感がしています。
まだまだ勉強中。
[本]

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